仕事における「問題」の定義
「問題」ってよく聞きますけど、定義ってなんでしょう?
業務を進める上で問題を理解していないと
精度の高い仕事に取り組めません。
「なんでその問題に気付かなかったんだ!?」
みたいに怒られることありますけど
この場合の問題は「問題=困りごと」みたいなもので
ココで指す問題とはちょっと違います。
では今回取り上げる問題とはなんなのか?
それはずばり
「現状とあるべき姿のギャップ」です!!
現状は・・・分かりますよね? 今の状態です。
あるべき姿とは・・・
目的またはアナタが”こういう風にしたい”と思う状態です。
さらにそれを達成するための目標値。
これらを合わせてあるべき姿と捉え、
現状との違いを明確にしたものが「問題」です。
”問題がない”というのは、”こういう風にしたい”という
状態がない、”今のままでいいや”と思っている状態ですね。
ギャップなんてないですよね。
目的を定め、目標値を持つ
そんなの普通にやっているよ!!という方。
おっしゃる通りです(笑)
こんな当たり前のこと、皆さんやってると思います。
私の部下ももちろん目的・目標を持って
業務に当たっているはずです。
しかし、結構、仕事を始めた当初に決めて
業務が動き出したら振り返らないケースが多いように思います。
私もそうでした(笑)
仕事の進め方、手法など改良・改善でどんどん変わりますが
目的・目標だけは変わりません。
ですが、業務の途中で振り返ってみると
「あれ? 目的が変わってる?」
「目標値なんて今のまんまじゃ全然届かないぞ」
みたいなことがよく見られます。
この状態を放置すると、当たり前ですが、
求めている結果は得られません。
それを避けるためには
まず最初の設定段階での精度を上げることです。
目標値を決めるとき
・どのような理由なのか
・どんな計算方法なのか
・実現可能なのか
これらをキチンと評価し、さらに
・その目標値で目的は達成できるのか
これを部下(上司)の方としっかりと固めておくことが
上手にブレなく仕事を進めるコツになります。
「よし、とりあえずこの目標値でやってみよう!!」
はダメです。しっかりと目標値自体の精度を上げましょう。
また業務が始まった後も定期的に
(業務内容にもよると思いますが3ヶ月くらいに一度)
・現在の活動は目的・目標に沿っているか
・このまま進めて目標値に到達できるか
などを部下(上司)と確認することも大事です。
これを怠ると
「なんで彼はこんな業務をやっているんだろう?」
「目標値を達成しない気でいるのだろうか?」
となってしまいます。
業務が進む中、色んな事実に気付いてくると、
やれること・やれないことを判断し始め、
<やれることだけやっている>
という最悪な状態になってしまいます。
「最初にちゃんと決めたんだから大丈夫だろ」
とならず、やれないと感じたことをどうやって
フォローするかも大事だと思います。
目的・目標の設定一つをとってもマネジメントは
結構大変ですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。