急なトラブル!1秒で解決するには?
今日は個人事業主の方へのコンサルでした。毎月1回、2~3時間でこれまでの進捗確認や今後1ヶ月のアクションを一緒に考える時間です。私自身、割りと忙しくさせて頂いているので、今日の予定も1ヶ月前くらいから日時を押さえてもらっていました。
ところがどっこい。コンサルが始まって早々のことでした。「高梁さん、補助金の申請、今日が〆切なんだけどなんだけどどうしよう?」・・・なんでやってなかったんですか・・・。
2択です。次に相談に乗れるのは一ヶ月先。コンサルティングをしっかりやって、事業拡大のための方策を今考えるべきか、いやいや足元の資金も重要だから、私の専門外だけど補助金申請を一緒に進めるか。悩ましいところでしたが、実際は1秒もかからず即決できました。
「補助金申請、進めましょう!」
分からないなりにもネットで調べて、苦手な文章を読み解き、事務局に電話してみたり、クライアントさんと奮闘しながら、なんとか申請できる状態まで持っていけました。蓋を開けてみれば〆切は今日ではなかったのですが、勢いよく進められてクライアントさんも満足そうでした。
なぜ、”1秒もかからず即決できた”のか?
悩まないってストレスがなくていいですよね。それに、なんだか仕事できる感がありませんか?私だけですか?
何かを決断することが仕事だとすると、途中まで悩んでいる時間って、色々考えに考えを重ねているようで、何も進んでいないのでもったいないですよね。
今回は製造業でよく使われるテクニックを応用してみたんです。
QCDって知ってますか?
Quality 品質
Cost お金
Delivery 納期
この3つの言葉の頭文字を取ってQCDです。生産プロセスから生み出された製品またはプロセスそのものを評価するときに使う切り口なんです。
今回のクライアントさんから補助金の話を聞いたとき、
「仕事の品質を高めるためには今日コンサルを受けてもらいたいけど、足元のお金とどちらを取るか?」
↓
「納期については検討材料には入らないな」
↓
「コンサルを受けてもらいたいのは自分の欲望だ」
↓
「私がクライアントだったら・・・お金!!」
という具合にパッと決めました。
改めて見るとそんなに大げさな内容ではないですが、何かトラブルが起きたときに、目の前のことを評価するための軸や切り口を自分の中に持っておくと、スムーズに判断できますよね。今回のケースが素っ気なく見えたとしたら、それはQCDを上手く使いこなせた証拠なのかもしれません。
みなさんも自分の中に評価軸を持ってみてはいかがでしょうか?